脱毛サロンに通うのは20代女性がほとんど。ツルスベ肌になってファッションを楽しみたいとか、彼のためにきれいになりたいとか、脱毛する理由ってだいたいそんな感じですよね。
でも最近、40代50代女性を中心に話題となっているのが「介護脱毛」。将来のために今、脱毛を始めるそうです。
「どうせお金持ちのマダムのたしなみなんでしょ?」と思っていたらそうでもなくて、クリニックに足を運ぶのはいたって普通の主婦も多いのだとか。
名前から何となく想像はつくけど、「介護脱毛」って一体ナニ?
20代女子がツルスベになりたいパーツと言えば腕や足など、人目が気になる場所ですが、介護脱毛で行なわれるのはワキやデリケートゾーンであるVIO脱毛です。寝たきりになった時、ワキやVIOにムダ毛が生えていたら見た目も恥ずかしいですし、ニオイも気になります。だから今のうちに脱毛して衛生的な状態にしておくのです。
介護した経験がある方ならわかりますが、寝たきりの方の排泄処理は想像以上に大変なんです。ムダ毛があるとキレイにふき取れずニオイが発生するばかりか、汚物が残っているとそこから感染症を起こしてしまうリスクもあるんです。
「介護の時にムダ毛があると面倒をかけるから、今のうちにツルツルにしておきたい」という相手への思いやりですね。
また、女性としての尊厳も介護脱毛のきっかけになっています。
やはり介護をされる側としては、これまで誰にも見せることのなかったデリケートな部分を見せることに抵抗があります。その相手が身内ではなく見知らぬ男性介護スタッフならなおさらのこと。少しでもキレイな体の方が安心なんですよね。
でもなぜ40代の女性が?介護までにはまだ早いのではないでしょうか。
実は光脱毛やレーザー脱毛はムダ毛の黒いメラニン色素に反応させて脱毛します。そのため色の白い白髪には効果を発揮してくれません。アンダーヘアが白髪になる前に始める必要があるため40代の女性も多く通っているのです。脱毛できずにまばらに残ってしまった白髪は1本1本毛穴に針を刺して施術するニードル脱毛で処理します。
ニードル脱毛は手間がかかるため一般的な施術方法に比べて費用も高額になりがち。1本あたり200円から1000円程度。2度手間になることを考えると早めの脱毛を選ぶ人が増えています。
20代の今から介護脱毛なんて・・。と思わずに脱毛するなら将来を見据えて全身すみずみまで処理することをおすすめします。